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【動画】花火師たちの言葉=室矢英樹撮影

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「大曲の花火」で地元4業者が共演した超特大のスターマイン「交響詩フィンランディア」=2025年8月30日午後9時4分、秋田県大仙市、室矢英樹撮影
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 日本一の花火師を決める頂上決戦「大曲の花火(正式名・全国花火競技大会)」が30日、秋田県大仙市の雄物川河畔で開かれた。会場を埋め尽くした10万人の観客が1万8千発の至高の花火に酔いしれた。

 大曲の花火は土浦(茨城)、ふくろい遠州(静岡)、やつしろ(熊本)など各地の競技大会で好成績を収めた花火師に出場権が与えられ、花火界で「王者の中の王者」を決める日本最高峰の大会と位置づけられている。

 ことしの第97回大会は地元・大曲の4社をはじめ、花火どころの茨城、長野、新潟、静岡、愛知など12都県から計28社が出場。昼花火、10号玉の「芯入割物」と「自由玉」、大曲発祥の「創造花火」の計4種目で内閣総理大臣賞をめざした。

 夜の部は、光のシャワーが流れる仕掛け花火「ナイアガラ」でスタート。96回大会を制した小松煙火工業による特別プログラム「大地の鼓動」など、速射連発の「スターマイン」が競技の合間に披露された。

 ハイライトの「大会提供花火」は、幅800メートルにわたる超特大スターマイン。北欧の名曲「交響詩フィンランディア」に合わせ、5分半に2120発を打ち上げた。

 日本伝統のほの暗い「和火」で戦禍を、緑の光が垂れる「葉落(ようらく)」でオーロラを、光線が伸びる「八方咲」で未来を表現。白い光で観覧席を照らす「銀菊」で締めくくり、会場は割れんばかりの拍手に包まれた。

 演出した「現代の名工」今野義和さん(61)は「大曲の花火が、世界の平和を後押しできれば花火師冥利(みょうり)に尽きる」と話した。

 表彰式は31日、大仙市内であり、昼花火と夜花火の2部門4種目の優勝と、最優秀賞(内閣総理大臣賞)が発表される。

 3年後、大曲の花火は第100回記念大会を迎える。

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