エマニュエル駐日米大使が17日、米軍機で日本最西端の民間空港である与那国空港に降り立った。米大使の沖縄県与那国町、同県石垣市への訪問は、何を意味するのか。日米安保に詳しいフリージャーナリストの布施祐仁さんに聞いた。
――米大使が米軍機で与那国空港に降り立ち、同町などを視察しました。米側の狙いをどのように見ていますか。
「米国は台湾有事を念頭に、南西諸島の空港・港湾の利用を望んでいる。その背景には、『遠征前進基地作戦(EABO)』という台湾有事を想定した作戦構想がある。南西諸島の島々に臨時の軍事拠点を置き、島から島へ移動しながら、作戦を展開する構想で、港湾・空港の利用が不可欠となる」
「米大使の与那国、石垣の訪…