日本生命保険から三菱UFJ銀行に出向していた社員が同行の内部情報を無断で持ち出していた問題で、日生の複数の出向社員が、同行を含む7金融機関から、約6年間で計約600件の内部情報を無断で取得していたことがわかった。
日生は「営業秘密の侵害」を禁じる不正競争防止法の趣旨に照らして不適切だったとし、近く調査結果を公表する。
銀行は、複数の生保の商品を代理店として扱う。業界最大手の日生は営業支援の名目で、大手銀行、地方銀行、銀行以外の保険代理店に社員を出向させている。
関係者によると、出向先の情報の無断持ち出しは、2019年5月~25年2月で計約600件に上った。最多は三菱UFJ銀で、複数の地銀や銀行以外の代理店でも確認されたという。
持ち出した情報の内容は
取得したのは、出向先の保険…