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統計

 内閣府が3日に公表した2025年1~3月期の「需給ギャップ」の推計値が、マイナス0.3%になった。直前の24年10~12月期に1年半ぶりにプラスに転じていたが、1~3月期のマイナス成長で再び低下した。

 需給ギャップは国内総生産(GDP)を用いて算出する。推計には相当の幅があるとされるが、数字上は、経済全体の供給力に対し需要が年換算で約2兆円不足していることを意味する。24年10~12月期の推計値も3月時点の0.2%から0.0%(ほぼ横ばい)に引き下げるなど、過去の数字も下方修正された。基礎的な統計の改定による影響という。

 あわせて公表された24年度…

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