昨年のノーベル平和賞を受賞した日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)の田中熙巳(てるみ)代表委員らが8日、首相官邸で石破茂首相と面会した。ノーベル賞受賞後、田中さんら被団協のメンバーが石破首相と面会するのは初めて。
面会は冒頭のみ公開された。石破氏は「長年にわたって被爆の実相を世界に向けて発信され、ノーベル平和賞という大変な栄誉を受けられた。極めて意義深いことで、心から敬意を表し、感謝を申し上げる」と祝意を伝えた。
田中さんは「お祝いのお言葉をいただきまして、ありがとうございました」と答えた。
その後の懇談では、それぞれの出席者が自らの被爆体験などを語ったという。