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松浦弘幸町長(右手前)らにパンフレットを渡す三朝小の5年生ら=2025年2月17日午前11時52分、鳥取県三朝町大瀬の三朝町総合文化ホール、奥平真也撮影

 鳥取県三朝町内の「日本遺産」を紹介する10本のPR動画を作製した三朝小学校5年生41人が、動画を視聴することができるQRコードの一覧をパンフレットにした。41人は17日、町役場を訪ね、パンフ300部を松浦弘幸町長に寄贈した。

 町内には、文化庁認定の日本遺産「六根清浄(ろっこんしょうじょう)と六感治癒の地~日本一危ない国宝鑑賞と世界屈指のラドン泉~」がある。三朝温泉と国宝・投入堂がある三徳山を結ぶストーリーで構成する。今月、評価順4分類のうち、上から2番目の「重点支援地域」になった。

 同小5年生は昨年9~11月、県教育委員会主催の「ふるさとキャリア教育CMコンテスト」に応募するため、10班に分かれて三徳山や三朝温泉を取材し、タブレット端末を使って30秒のPR動画を10本作製した。

 クイズ形式で温泉の歴史を紹介したり、バスに乗った気分で観光紹介をしたりと班によって様々な工夫をこらした。このうち、河原風呂に現れた悪者を「三朝レンジャー」がやっつける動画はコンテストで奨励賞を受賞した。

 動画をQRコードから再生できるようにすればより広くPRできるのではないかというアイデアが児童から出て、パンフを作ることになったという。パンフはA4判を三つ折りにしたサイズで、開くと10個のQRコードが印刷されている。

 松浦町長は「みんなが作ったCM、いろんな所で活用できたらと思います」。児童代表であいさつをした川北悠生(ゆうせい)君は取材に「三朝の日本遺産はこんなにすごいんだぞ、と感じて欲しい」と話した。パンフは町役場などで配布するという。問い合わせは町(0858・43・1111)へ。

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