メキシコ大使館(東京都千代田区)が「日比谷高校デー」と銘打ち、隣接する都立日比谷高校の1年生を招くイベントが13、14の両日、催された。
2年前に始まり、今回で3回目。2日間とも2度ずつ、計四つのグループに分かれて訪問した。14日の二つめのグループには、日比谷高の萩原聡校長も参加した。
メルバ・プリーア大使は、スペイン語で最も使われるあいさつ「Hola(オラ)」を紹介。「メキシコ体験」のコーナーでは、生徒たちがこま遊びやビンゴゲーム、伝言ゲームを楽しんだ。
参加した矢古宇勝之信さんは「メキシコ人の親戚がいるけれど、知らない遊びがあった」と学べた様子。小林樹璃さんは「アジアやヨーロッパに比べて、メキシコは知らないことが多いので観光名所を聞けて良かった」。竹内麻桜さんは「敷地内に入ってみて、日本じゃない感じがして好きになった」と話した。
萩原聡校長は「目の前にあるメキシコの文化、言葉に触れる機会になって良かった。このようなイベントが本当のグローバル化につながっていくのだと思う」と語った。
プリーア大使は「先輩から情報が伝わっているのか、2年前に比べて、メキシコのことを知っている生徒が多くいたように感じた」と感慨深げだった。