9日午後6時10分ごろ、滋賀県の琵琶湖の沖合で航行しているカヤックを見た人から、日没の時間帯に危ないのではないか、との通報が滋賀県警にあった。県警が調べたところ、びわこ成蹊スポーツ大学（大津市）の学生約50人がカヤックで航行。一部が艇庫に戻っておらず、遭難したとの可能性があるとみて安否確認を進めたが、約3時間後に全員の無事を確認した。
大津北署によると、湖岸にいた人から「日没の時間帯に高島市から大津市方向に20人ぐらいが航行しているが、危ないのではないか」との110番通報があった。
署が大学側に確認したところ、約50人の学生や大学スタッフらが運動部の課外活動で航行。うち約20人が出発地点の艇庫に戻ったが、残り約30人が予定時間を過ぎても戻ってきていなかったとの説明だった。
安否確認を進めたところ、その後、約30人全員が陸に上がって無事だと確認できた。大学関係者によると、風が強くて進みにくい状況だったため、予定のルートの途中で陸に上がったという。
