日立造船は17日、船舶用エンジンの燃費に関するデータを子会社2社が改ざんしていた問題について、中間調査報告書を国土交通省に提出した。排ガスやエンジン出力に関するデータなども書き換えていたことが、今回新たに明らかになった。
子会社は船舶エンジン製造「日立造船マリンエンジン」（熊本県）と「アイメックス」（広島県）。7月に改ざんを発表し、国交省から調査を求められていた。
調査済みのエンジン1366台に、新たに調査した分をあわせた計1375台のうち、1371台で「燃料消費率」を実際よりよく見せるようデータを改ざんしていた。さらに、400台で排ガス成分濃度の計測データを、621台で水中でのエンジンの出力を調べる際の負荷に関するデータを、それぞれ改ざんしていた。
調査をした1375台には1…
