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左からバイデン米大統領、岸田文雄首相、フィリピンのマルコス大統領=AP
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 10日の日米首脳会談に続き、11日には初の日米比首脳会談が開かれ、米国が主導する対中包囲網が幾重にもできあがってきた。

 そのターゲットとされた中国は強く反発した。

 中国外務省によると、劉勁松アジア局長は12日、在中国日本大使館の横地晃次席を呼び、日本による「中国に関わる消極的な動き」に厳正に抗議した。「深刻な懸念と強い不満」を伝えたという。一方、日本大使館によると、日本側も「中国をめぐる諸懸案について我が国の立場を改めて申し入れた」としている。

 中国外務省報道官は同日の定例会見で日本による「侵略の歴史」に言及し、「アジアの近隣諸国の安全への懸念を尊重すべきだ」と日本を批判した。

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