日米豪比4カ国の防衛相は31日、シンガポールで会談した。第2次トランプ政権下では初めてで、共同声明では初めて中国を名指しする形で東シナ海や南シナ海での現状変更の試みに「継続的で深刻な懸念」を表明した。
会談には中谷元防衛相、米国のヘグセス国防長官、豪州のマールズ国防相、フィリピンのテオドロ国防相が出席した。
会談で中谷氏は「(東シナ海や南シナ海で)中国はこれまで以上に活動を活発化させている」と懸念を示した。また、インド太平洋で共通の価値観をもつ各国が協力と連携を強化する「OCEAN(オーシャン)」構想への賛同を呼びかけた。
共同声明では閣僚級や事務レ…