日米関税協議を前に、撮影に応じる赤沢亮正経済再生相(中央)、ベッセント米財務長官(右)、ラトニック米商務長官=2025年5月30日午前、米財務省、代表撮影

 赤沢亮正経済再生相は30日午前(現地時間、日本時間同日夜)、米ワシントンで4回目の日米関税交渉に臨んだ。日本政府は協議後の声明で「合意に向けた議論が進展」していると発表した。こうした声明で、日本政府が「合意」に言及するのは初めて。日本は6月中旬の開催をめざす日米首脳会談までに、合意への道筋をつけたい考えだ。

 この日の協議は米財務省で開かれ、米側からはベッセント財務長官とラトニック商務長官が出席した。赤沢氏は、米国が日本にかけている一連の関税措置の見直しを、米側に改めて強く申し入れた。

 石破茂首相とトランプ大統領は、6月15~17日にカナダで開かれる主要7カ国首脳会議(G7サミット)で、首脳会談を開く方向だ。この日の協議で日米双方は、G7前までに再び閣僚級の関税協議を開くことで一致した。

 赤沢氏と米側担当閣僚らとの…

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