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石破茂首相との会談後、記者の問い掛けには応えずに首相官邸を出るベッセント米財務長官=2025年7月18日午後6時16分、岩下毅撮影

 ベッセント米財務長官は18日、日米関税交渉について「拙速な取引よりも、よい取引が重要だ」とX(旧ツイッター)に投稿した。交渉が難航するなか、合意形成のために今後も一定の時間がかかると考えている可能性がある。

 トランプ大統領は日本との交渉に進展がみられないとして、予告通り8月1日に日本に25%の関税をかける可能性に繰り返し言及している。トランプ氏は最近、インドネシアとの交渉合意を発表し、さらに5~6件の合意を目指していると語ったが、日本は含まれていないとみられる。

 ベッセント氏は投稿で「米日双方の利益になる貿易協定は、依然として実現可能な範囲にある。この先、正式な協議を続けることを心待ちにしている」とも言及。合意に向け、自らが交渉役を務める日米協議の継続に意欲を示したが、具体的な交渉スケジュールについては触れなかった。

 ベッセント氏は19日に大阪…

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