25日午前の東京株式市場で日経平均株価は一時、前日終値より1100円超下落し、6月中旬以来、約1カ月ぶりに3万8千円を下回った。前日の米国株式市場で主要な株価指数が下落した流れを引き継いだ。
東京外国為替市場で対ドル円相場は円高に振れ、一時1ドル=152円台をつけた。5月上旬以来、約2カ月半ぶりの円高ドル安水準。これも株価下落の要因となっている。
前日の米ニューヨーク株式市場では、主要企業でつくるダウ工業株平均の終値が、前日より504.22ドル(1.25%)安い3万9853.87ドルだった。約2週間ぶりに終値が4万ドル台を下回った。一部のハイテク企業の決算が市場の期待に届かなかったことをきっかけに、幅広い企業の株式が売られた。ハイテク株が中心のナスダック総合指数は3.6%安と、約1年9カ月ぶりの大幅な値下がりを記録した。
米電気自動車(EV)大手テ…