27日午前の東京株式市場で日経平均株価は続伸して始まり、一時、4万円台を回復した。取引中に節目となる4万円台を回復するのは今年1月以来、5カ月ぶり。中東情勢の緊張緩和などを受け、前日の米国株式市場で主要3指数が上昇した流れを引き継いだ。
26日の米ニューヨーク株式市場で、主要企業でつくるダウ工業株平均は、前日より404.41ドル(0.94%)高い4万3386.84ドルで取引を終えた。米国の大企業を幅広く網羅するS&P500指数は0.80%上昇した。ハイテク株や金融、エネルギーなど幅広い銘柄で買いが広がった。中東情勢の緊張が緩和するとの期待も株価を支えた。
米国市場での株高を受け、日経平均は前日終値より281円78銭高い3万9866円36銭で取引を開始。幅広い銘柄が買われ、一時4万円台を回復した。27日午前の東京外国為替市場で対ドル円相場は1ドル=144円台で取引されている。前日午後5時時点よりも60銭ほど円安ドル高が進んでおり、輸出関連企業を中心に株価を押し上げている。