イスラエル軍がイランを攻撃したことを受け、投資家がリスクを避ける姿勢を強めている。13日の東京株式市場で日経平均株価は続落し、前日終値より338円84銭(0.89%)安い3万7834円25銭で取引を終えた。下げ幅は600円を超える場面もあった。外国為替市場では円高ドル安が進み、原油の先物価格も急上昇した。
東京市場では、取引開始後にイスラエル軍の攻撃が伝わった。半導体製造装置大手の東京エレクトロンやユニクロを展開するファーストリテイリングなど、幅広い銘柄で売りが強まった。
東京外国為替市場で円相場は一時、前日夕より1円ほど円高ドル安が進み、1ドル=142円台をつけた。円高で利益が下押しされる自動車など、輸出関連企業の株価の重しとなった。トランプ米大統領が輸入自動車への追加関税に言及したことも売りの材料だという。
12日の米ニューヨーク商業…