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市況

 20日の東京株式市場で日経平均株価は続落して始まり、一時、前日終値より700円超安い4万2800円台をつけた。19日の米国株式市場でハイテク株が下落した流れを受け、東京市場でも半導体関連株を中心に売りが優勢となっている。

 日経平均は、前日より145円63銭安い4万3400円66銭で取引を始め、その後、下げ幅を広げた。ソフトバンクグループ(SBG)や、半導体検査装置大手アドバンテストなどが大きく値を下げている。

 米国では、経営不振に陥っている米半導体大手インテルに対し、SBGが20億ドル(約3千億円)を出資すると発表。トランプ政権も出資する計画が報じられ、政府による介入が強まるとの懸念が高まった。これらも要因に、19日の米ニューヨーク株式市場で半導体関連株が軒並み値を下げた。

 大手証券アナリストは「米政府による半導体分野への介入に対する懸念が、日本の半導体関連株の重しになっていく可能性がある」と話す。

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