週明け14日午前の東京株式市場で、日経平均株価は一時、800円超下落し、3週間ぶりに3万9千円台を割り込んだ。
午前の終値は前週末比720円82銭(1.84%)安い3万8469円58銭だった。米国の利下げが遅れるとの見方から金利が上昇し、株価の重しとなっている。
10日に発表された米国の雇用統計で、非農業部門の就業者数が市場予想を大幅に上回り、米連邦準備制度理事会(FRB)の利下げ観測が後退した。これを受け、ハイテク株を中心に米国の株式指数は大きく下落。東京市場もその流れを引き継いでいる。
金利の上昇も株価を押し下げている。長期金利の指標となる新発10年物国債の利回りは上昇(価格は下落)し一時、前週末より0.050%幅高い1.245%をつけ、2011年以来の高い水準となった。