市況

 12日の東京株式市場で、日経平均株価は一時前日終値より700円超値上がりし、約2カ月ぶりに4万円台をつけた。米株式市場でハイテク株が上昇した流れを引き継いだほか、外国為替市場で円安ドル高が進んだことも追い風となった。

 米国で11日に発表された11月の消費者物価指数が市場予想並みだったことなどから、米連邦準備制度理事会(FRB)が来週の会合で利下げするとの観測が広がり、ハイテク株で買いが優勢となった。

 この流れを受け、12日の東京株式市場は、取引開始直後から買い注文が先行し、日経平均は前日の終値より477円74銭高い、3万9849円97銭で取引が始まった。半導体関連のアドバンテストや東京エレクトロンを始め、日経平均への寄与度が大きい値がさ株を中心に、買いが広がっている。

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