1日の東京株式市場で日経平均株価は6営業日ぶりに反落し、前日より501円06銭(1.24%)安い3万9986円33銭で取引を終えた。終値として4万円を割ったのは3営業日ぶり。日経平均は前日までの5営業日で計2100円を超えて値上がりしており、過熱感を警戒する売りが優勢となった。
日経平均は前日よりも146円75銭下げて取引が始まり、その後下げ幅を拡大。600円超下げる場面もあった。ユニクロを展開するファーストリテイリング、半導体関連の東京エレクトロンなど、日経平均への寄与度の大きい「値がさ株」の売りが目立った。
みずほ証券の三浦豊氏は「米連邦準備制度理事会(FRB)が利下げに動くという期待から、円高ドル安が進み、それが日本の輸出関連株の重しになった」とも指摘した。
1日の東京外国為替市場で円相場は円を買ってドルを売る動きが進んだ。一時、前日夕よりも80銭超の円高ドル安となる1ドル=143円台前半をつけた。