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終値で史上最高の4万3378円31銭を記録した日経平均株価を示すボード=2025年8月15日午後4時15分、東京都中央区、西尾邦明撮影

 15日の東京株式市場で日経平均株価は反発し、前日の終値より729円05銭(1.71%)高い4万3378円31銭で取引を終えた。13日の終値でつけた過去最高値(4万3274円67銭)を2日ぶりに更新した。15日に発表された今年4~6月期の国内総生産(GDP)が市場予想を上回り、トランプ米政権の関税政策による国内景気への影響が限定的との見方が広がった。

 より幅広い銘柄で構成する東証株価指数(TOPIX)も同49.73ポイント(1.63%)高い3107.68となり、最高値を更新した。

 15日は取引開始直後から多くの銘柄に買い注文が入り、一時は前日より750円超高い4万3400円台まで上昇。13日にベッセント米財務長官が日本銀行に利上げを促すともとれる発言をしたことから、日銀の利上げ観測が強まり、銀行や保険株が買われた。また、米関税政策の不透明感が後退したことで自動車関連などにも買い注文が入った。

 5四半期連続のプラス成長と…

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