30日の東京株式市場で日経平均株価は5営業日続伸し、前週末より336円60銭(0.84%)高い4万0487円39銭で取引を終えた。終値として2024年7月17日以来の高値。米国が早期の利下げに動くとの期待感などで、投資家がリスクを取る姿勢を強めた。
前週末27日の米ニューヨーク株式市場で、主要な株価指数がそろって上昇。米大企業を幅広く網羅するS&P500指数が前日より0.52%上がり、6173.07をつけて過去最高値を更新した。米高官から、関税交渉の進展に関する発言が相次いだことが好感された。
週明け30日の日経平均も流れを引き継ぎ、前週末より400円上昇して取引が始まった。電機や機械など輸出関連株の上昇が目立ち、一時は700円超値上がりし、4万0852円をつける場面もあった。米連邦準備制度理事会(FRB)の複数の高官が、利下げ再開を示唆する発言をしたことで、景気が下支えされるとの見方も追い風となった。
この5営業日の上げ幅は計2…