市況

 週明け30日の東京株式市場で日経平均株価は、前週末の終値より1910円01銭(4.80%)安い3万7919円55銭で取引を終えた。一時、2000円超値下がりする場面もあった。27日には自民党総裁選で石破茂氏が新総裁に選出されたことを受け、外国為替市場で1ドル=141円台まで円高ドル安が進行。円高が採算悪化につながる輸出関連株を中心に全面安となっている。

 午前の終値は、前週末の終値より1849円22銭(4.64%)安い3万7980円34銭。

 石破氏と総裁の座を争った高市早苗氏は金融緩和に積極的で、日本銀行による利上げに否定的な見解を示していた。高市氏が総裁選の1回目の投票を1位で通過し、前週末27日の日経平均は高市氏への期待感から、前日比900円高で終えていた。だがその後、石破氏が決選投票で逆転すると、急速な円高ドル安が進行。日経平均の先物は大幅安となっていた。

 石破氏は金融正常化に理解が…

共有
Exit mobile version