25日の東京株式市場で日経平均株価は続伸し、前週末より174円53銭(0.41%)高い4万2807円82銭で取引を終えた。米連邦準備制度理事会(FRB)が早期に利下げするとの期待から、前週末の米国市場で主な株価指数が大幅上昇した流れを引き継いだ。
日経平均は343円高い4万2977円27銭で取引を始め、一時は550円超上昇。3営業日ぶりに4万3000円台を回復する場面もあったが、その後は利益を確定させる売りが出た。
FRBのパウエル議長は22日の講演で、9月に利下げする可能性を示唆。米国経済が下支えされるとの見方から、22日の米国株式市場でダウ工業株平均が最高値を更新し、日本でも半導体関連銘柄などが買われた。
東京外国為替市場で円相場は1ドル=147円台で推移。米国の利下げに伴う日米金利差の縮小が意識され、ドル売り円買いが進んだ。前週末の夕方より1円超の円高ドル安となり、輸出関連企業などの株価の重しとなった。