9日の東京株式市場で日経平均株価は続伸し、前日より574円70銭(1.56%)高い3万7503円33銭で取引を終えた。終値で3万7000円台を回復するのは3月28日以来となる。米国と英国が通商協議で合意し、投資家に安心感が広がった。
トランプ米大統領は8日、英国と包括的な合意に達したと発表。中国への追加関税について「今のところ、これ以上高くなることはない」などと発言し、米中の貿易摩擦が和らぐとの期待も広がった。これらを受け、8日の米ニューヨーク株式市場で主要な株価指数はそろって上がった。ダウ工業株平均は前日より254.48ドル(0.62%)高い4万1368.45ドルで取引を終えた。
9日の東京市場も流れを引き継ぎ、自動車や電機など輸出関連株を中心に上昇した。日経平均は3万7000円台をつけ、4月2日に米政権が「相互関税」の詳細を発表する前の水準まで戻した。
東京外国為替市場で円相場は…