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 13日の東京株式市場で、日経平均株価は4日続伸し、前日より539円00銭(1.43%)高い3万8183円26銭で終えた。2月27日以来、約2カ月半ぶりの高値となった。米国と中国が互いの関税率を115%下げると発表し、緊張緩和への期待が拡大。前日の米国株式市場でダウ工業株平均が1160ドル上昇したことや、円安ドル高の流れも後押しとなった。

 日経平均は前日終値より505円27銭高い3万8149円53銭で取引を始め、約1カ月半ぶりに3万8000円台を回復した。米国市場の流れを引き継いで幅広い銘柄に買い注文が入り、上げ幅が800円を超える場面もあった。ただ、その後は最近の株価上昇に対する警戒感もあり、上げ幅を縮めた。東京外国為替市場で円相場は1ドル=148円前後で推移。12日に米中が関税引き下げを発表する前より2円ほど円安に振れたことも、株価を支えた。

不透明感も

 野村証券の沢田麻希氏は「米…

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