乗客乗員520人が亡くなった日本航空ジャンボ機の墜落事故から8月12日で40年となるのを前に、現場となった群馬県上野村の御巣鷹の尾根で、事故当時に捜索活動や現場検証の基点となっていた通称「×岩(ばついわ)」の印が白いペンキで塗り直された。
県警は事故当時、135日間に延べ5万5117人を動員。高さ約4.5メートル、幅約3.5メートルあるこの岩を基準にして活動を展開していた。
6月28日に塗り直す作業をしたのは、尾根を管理する地元の黒沢完一さん(82)。黒沢さんは「警察にとっても、遺族にとっても大切な場所。また5年後に塗り直し、これからも残していきたい」と話していた。