日韓国交正常化から今年で60年となることを祝うイベントが19日、都内で開かれた。日韓交流に携わる団体や企業関係者、政治家ら約千人が参加し、互いの友好関係を確認した。
在日本韓国大使館が主催。あいさつに立った石破茂首相は、国民同士の交流が活発化していることに触れた上で、「政府も日韓関係が安定的に発展していくよう緊密な意思疎通を続けねばならない」とし、「未来に向かってともに新たな一歩を踏み出そう」と呼びかけた。
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朴喆熙(パクチョルヒ)・駐日韓国大使も、「現在の友好的な関係をさらに発展させるための努力を怠ってはならない」と述べた。
会場では、韓国の食品やマッコリ、化粧品などを紹介するブースが設けられた。参加者らが食品を試食するなどしていた。
日韓両政府は1965年6月22日、国交を正常化する基本条約に調印。87年の韓国の民主化などを経て、両国は人的・文化的交流を深めてきた。