韓国の趙顕外相(左)と話をする岩屋毅外相=2025年7月29日午後5時29分、外務省、代表撮影

 岩屋毅外相は29日、外務省で韓国の趙顕(チョヒョン)外相と初めて対面で会談し、日韓関係を安定的に発展させていくことや日米韓連携の重要性を確認した。今月就任した趙氏は初めての外遊先に日本を選び、李在明(イジェミョン)政権の日韓関係重視の姿勢を示した形だ。韓国側は米国との関税交渉についても、先に合意した日本の対応を参考にする考えだ。

 会談で岩屋氏は初外遊での訪日を「大変うれしく思う」と歓迎。「現下の戦略環境の下、日韓関係、日韓米の連携の重要性はますます増してきている」と強調した。趙氏は「『実用外交』に基づいて韓日関係を未来志向で発展させていきたい」と応じた。

 会談後、岩屋氏は記者団に「ハイレベルの日韓間の交流が順調に進んでいることは大変喜ばしい」とし、往来を進めることで一致したと説明した。

 趙氏はルビオ米国務長官と会…

共有
Exit mobile version