故・ジャニー喜多川氏の性加害問題をめぐり、昨年10月にジャニーズ事務所（現・SMILE-UP.（スマイルアップ））が開いた記者会見で、記者らの顔写真付きの「NGリスト」が作られていた問題で、スマイル社は27日、会見の運営を担った「FTIコンサルティング」の調査結果の概要を発表した。FTIの業務委託先の社員が、リスト作成を主導したとしている。
発表によると、FTIは今月9日にスマイル社に調査報告書を提出。リスト作成に事務所側は関与せず、FTI側の独断で行ったと認めて謝罪し、業務委託料の支払いを求めないと申し出たという。
リストは会見直前、業務委託先の社員の指示を受け、FTIの担当者が作成。LINEなどで司会者や運営スタッフにのみ共有し、事務所側には伝えていなかった。作成の理由について、担当者は「深く考えていなかった」と説明したという。
事務所側は昨年10月、関係者のヒアリングや関係資料の確認を行い、リストはFTI側が独断で作成したもので、「作成・共有などには一切関与していない」と主張していた。
