主将たちが次々に札を引き、番号を読み上げた=2025年6月28日午後2時25分、高知県南国市、原篤司撮影

 第107回全国高校野球選手権高知大会(朝日新聞社、高知県高野連主催)の抽選会が28日、高知県南国市内であり、出場23チームの組み合わせが決まった。

 春の四国大会を制し、昨夏と今春に続き3季連続の甲子園出場がかかる明徳義塾は、初戦の2回戦で土佐塾―安芸の勝者と対戦。今春の県大会を制した高知は追手前―高知工の勝者との顔合わせとなった。

 大会は7月12日に開幕し、ともに高知市内の県営春野球場と日本トーター球場で熱戦が繰り広げられ、決勝は同26日に行われる予定。

高知大会の展望(前年優勝校 明徳義塾 前年参加チーム数23)

 昨夏、今春と連続で甲子園に出た明徳義塾が、頭一つ抜けている。投球術が巧みな池崎安侍朗、制球力が高い平井麗朱ら投手陣が充実し、藤森海斗を中心に打線もレベルが高い。

 今春の県大会準優勝の高知中央は、切れのある直球と変化球を操る松浦伸広を中心とした堅守や、機動力の高さが持ち味だ。春の県大会を制した高知は投手陣が多彩。春の決勝は九回裏に一挙5得点で大逆転するなど粘り強さも光る。

 梼原は、田中駈ら投手陣に安定感が出てきた。昨夏4強の高知商も好投手をそろえる。岡豊、高知東工も力を蓄えてきた。

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