第156回九州地区高校野球県大会(県高校野球連盟主催、朝日新聞社など後援)は5日、大分市の別大興産スタジアムで決勝があった。明豊が15―6で佐伯鶴城に勝って2季連続22回目の優勝を決めた。明豊と選抜大会に出場した柳ケ浦は、19日に長崎県で開幕する九州大会に出場する。
明豊が22安打15得点と打力で圧倒した。序盤は相手の先発吉田にタイミングが合わず抑えられたが、0―1で迎えた四回表、2死から4連打で逆転すると、五回以降も連打などで得点を重ねた。佐伯鶴城は一回裏に先取点を奪い、五回裏は1点差まで詰め寄る粘りを見せた。12安打を放ち、6点を奪ったが投手陣が踏ん張れなかった。
明豊の岡田晴樹主将代理(3年)は「自分たちの代は力がないと言われ、はね返す気持ちでやってきた。甲子園で勝てるチームをめざす」と話し、九州大会に向けて「甲子園(選抜大会)に出たチームに勝てるようがんばりたい」と意気込んだ。
第65回九州地区高校軟式野球県大会は、3月26日の決勝で津久見が4季連続34回目の優勝を決め、今月20日から長崎市で開かれる九州大会に出場する。