(21日、第156回九州地区高校野球大会準々決勝 明豊8―3長崎商)
明豊(大分)にスーパー1年生が現れた。内野手の川口琥太郎だ。
前日の福岡大大濠戦が高校生になって初の公式戦。好機に代打で出場するといきなり適時打。次の打席も適時三塁打で2安打2打点。そしてこの日も五回無死満塁で代打で起用。4球目を強振する。「低めのスライダーをうまく拾えた。しっかり自分のスイングができた」。打球は右中間の芝生席に飛び込んだ。
そのあとも2安打。2試合で計6打数5安打と驚異的な数字を記録している。入学してまだ1カ月も経ってないが、練習試合を含めて本塁打はもう3本目だ。
福岡県の春日中時代から注目されて強豪校の誘いを受けたが、「一番早く声をかけてくれた」と明豊に進学した。川崎絢平監督は「規格外です。打席が回ってくるのが楽しみでしかない」。