東宝は7日、上映中のアニメーション映画「名探偵コナン 隻眼の残像(フラッシュバック)」の興行収入が、4月18日の公開から今月6日までの19日間で104億円を突破したと発表した。興収100億円超は2023年公開の「黒鉄の魚影(くろがねのサブマリン)」、24年の「100万ドルの五稜星(みちしるべ)」に続き3作連続。
原作は週刊少年サンデーで連載中の青山剛昌さんによる人気マンガ(既刊107巻)。テレビアニメは1996年から読売テレビ・日本テレビ系で放送されている。春恒例の劇場版は、近年好調の邦画アニメ作品の中でも特に人気で、23年に初めて興収100億円を超えた。
日本映画製作者連盟(映連)のまとめによると、24年の興収100億円超の作品は、「コナン」(158・0億円)と「劇場版ハイキュー‼ ゴミ捨て場の決戦」(116・4億円)の2作品。23年は「THE FIRST SLAM DUNK」(158・7億円)と「ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー」(140・2億円)、「コナン」(138・8億円)の3作だった(興収はいずれも発表時点)。
過去5年で興収100億円を超えた作品
※映連調べ。興収は翌年1月末の発表時点
【2024年】「名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ)」158・0億円、「劇場版ハイキュー‼ ゴミ捨て場の決戦」116・4億円
【23年】「THE FIRST SLAM DUNK」158・7億円、「ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー」140・2億円、「名探偵コナン 黒鉄の魚影(くろがねのサブマリン)」138・8億円
【22年】「ONE PIECE FILM RED」203・3億円、「すずめの戸締まり」149・4億円、「劇場版 呪術廻戦(じゅじゅつかいせん) 0」138・0億円、「トップガン マーヴェリック」135・7億円
【21年】「シン・エヴァンゲリオン劇場版」102・8億円
【20年】「劇場版『鬼滅の刃(やいば)』無限列車編」404・3億円