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映画「声よ集まれ」の一場面。高校授業料無償化から朝鮮学校が除外されたことに抗議する人々©NEWSTYLE
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 国の高校無償化の対象から外れた朝鮮学校を支える人々を描くドキュメンタリー映画「声よ集まれ」の上映会が6月6、7日に広島市中区の広島弁護士会館で開かれる。上映後は朴英二(パクヨンイ)監督らのトークイベントもある。

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 映画には朝鮮学校で学ぶ生徒らとともに、全国各地で朝鮮学校を支える多くの日本人たちが登場する。無償化適用を求めて運動する人や生徒の通学を見守る地域住民、海外の支援者たちを描く。

 日本政府は、授業に北朝鮮を支持する内容があるなどとして朝鮮学校を高校授業料無償化の対象から除外している。広島など全国5カ所の朝鮮学校側がこれを違憲・違法として提訴したが、2019~21年、学校側の敗訴が確定した。国連の人種差別撤廃委員会は「子どもたちの教育に差別的な影響を及ぼす」として、日本政府に朝鮮学校生を差別しないよう求めている。

 映画には、広島での訴訟を担当した平田かおり弁護士と日朝友好広島県民の会の高橋克浩共同代表も出演。2人はトークイベントにも参加する。

 上映会は朝鮮学校の卒業生や支援者らでつくる製作委員会広島が企画した。6日は午後6時半から、7日は午後1時半から。当日1500円。学生と障害者は無料。問い合わせはメール([email protected]メールする)へ。

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