住吉川付近に咲くサクラの蜜をとるミツバチ=2024年4月10日、神戸市、俵稔さん提供

 もうすぐ桜が咲く季節。ミツバチが集めた桜の蜂蜜を使ったクラフトコーラがこの春、販売される。神戸市内の養蜂場などが開発したもので、地元の新名物となることをめざしている。

 1945年創業の俵養蜂場(同市東灘区)の俵稔さん(41)は毎年のこの時期、ミツバチの動きを追う。「まずは住吉川のソメイヨシノへ。そして六甲山の山桜へ飛んでいく」。その約2週間程度、蜂蜜からはほのかに桜の風味がする。

 養蜂場近くを流れる住吉川沿いや六甲山の尾根は、桜の名所で多くの人が訪れる。桜へ飛んでいくミツバチを見て、俵さんは悩んでいた。

 桜の蜂蜜は取れる量がわずか…

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