4月に開幕する春季近畿地区高校野球大会奈良県予選(県高校野球連盟主催、朝日新聞社など後援)を前に、県高野連は2日、橿原市のさとやくスタジアムで審判講習会を開いた。審判員約30人が参加し、動き方やジャッジの基準、ルールなどを確認した。
座学では、投手が捕手や内野手のサインを見る際にボークとなる基準などを確かめた。その後のグラウンドでの実技講習では、帝塚山や法隆寺国際、高円芸術・国際・二階堂・山辺の野球部員らが協力。走者を置き、状況に応じた動きや立ち位置などを確認した。
高田商の野球部出身で京都産業大1年の畷(なわて)和磨さんは、昨秋の県大会から審判としてグラウンドに立っている。「走者と球の行方を見て、瞬時に判断するのは難しいが、今日学んだことを春季大会でもできるように練習したい」と語った。