第64回春季北海道高校野球大会(道高野連など主催)の全道大会は27日、札幌円山球場で1回戦3試合があり、春季大会3連覇がかかる北海が昨夏の選手権大会出場校の札幌日大に2対0で勝利。今春の選抜大会出場校の東海大札幌は滝川西に5対3で勝った。札幌大谷は苫小牧中央を7対2で破った。
北海は七回裏、石田稀代和選手が中前適時打を放ち、均衡を破ると、8回にも1点を加えた。北海の平川敦監督は「今後は1点を争うような接戦が続く。夏に向けて良い経験になったのでは」と語った。
東海大札幌は五回まで無安打。終盤まで競り合いが続いたが、八回裏、2死一、二塁、八鍬航太朗選手のランニングホームランで試合の流れを決めた。地区大会で敗退し、選抜枠での出場となった東海大札幌。その経験から「試合の中でどう流れを変えるかを意識した」と八鍬選手。
29日の準々決勝の組み合わせは、旭川実―札幌大谷、北海―東海大札幌に決まった。