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佐野―宇都宮商 三回、宇都宮商の岸田が勝ち越しの2点ランニング本塁打=2025年4月12日、真岡ハイトラ運動公園市民球場、由利英明撮影
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 第78回春季県高校野球大会(県高野連主催、朝日新聞宇都宮総局など後援)が12日、宇都宮清原球場など5球場で開幕し、1回戦10試合があった。4月にオープンした真岡ハイトラ運動公園市民球場では、初めて高校野球の公式戦が行われた。昨夏の選手権栃木大会で8強入りした宇都宮商は12―1で佐野に5回コールド勝ち。昨夏の甲子園に出場した石橋も、壬生・小山高専・栃木農・足利南の連合チームに23―1で5回コールド勝ちした。

 大会には60校50チームが参加。佐野日大などのシード校は2回戦から登場する。決勝は5月4日に予定されている。

 4月12日の試合結果は次の通り。

 ▽1回戦 宇都宮商12―1佐野(5回コールド)、石橋23―1壬生・小山高専・栃木農・足利南(5回コールド)、幸福の科学学園19―3宇都宮東(5回コールド)、那須拓陽6―2小山北桜、烏山4―3白鷗大足利、宇都宮清陵・さくら清修5―0今市工・真岡北陵、小山西14―1足利清風・佐野東・栃木翔南(5回コールド)、栃木工13―3佐野松桜(6回コールド)、栃木商7―2上三川、宇都宮短大付8―1高根沢(7回コールド)

     ◇

 前回準優勝の宇都宮商は、バッテリーが奮闘した。先発した背番号7の佐藤琳月(りつ)(3年)は、四回まで投げて被安打2、1失点に抑え、力強い直球で10三振を奪った。捕手の岸田顕人(同)は好リードで佐藤を引っ張るとともに、打撃でも三回無死二塁で勝ち越しの2点ランニング本塁打を放つ活躍を見せた。公式戦での本塁打は自身初だという。

 この日登板しなかった背番号1の藤本琉衣(同)を含め、山口晃弘監督は「バッテリーは今年のほうがいい」と話した。

 2回戦で昨秋の県大会優勝校、佐野日大と対戦する。末永大稀主将(同)は「野手がしっかり守って足を引っ張らないようにしたい」。

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