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習志野―健大高崎 力投する習志野の先発・安田=2025年5月20日午後0時42分、ノーブルホームスタジアム水戸、芹沢みなほ撮影
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 第77回春季関東地区高校野球大会(関東地区高校野球連盟主催、朝日新聞社など後援)の準々決勝が20日、ノーブルホームスタジアム水戸(水戸市)であった。専大松戸(千葉1位)は、桐生第一(群馬2位)と対戦し、4―1で勝利した。習志野(千葉2位)は健大高崎(群馬1位)相手に先制したが1―3で敗れた。専大松戸は24日に同球場で準決勝に臨む。

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 「どこまで通用するか試そう」。習志野の小林徹監督は、先発を安田塁(3年)に任せた。

 背番号11の左腕。公式戦の登板は2度目。大差で負けた昨秋の拓大紅陵戦以来だ。春の選抜大会4強の健大高崎を迎え、「立ち上がりがうまくいけば大丈夫」と自分に言い聞かせた。

 「打たれたらしょうがない。抑えたらお前はヒーローだよ」。主将の岡田諒介(同)らから励ましの声がかかる。初回、健大高崎2死走者なしの場面で、群馬県大会決勝で本塁打を放った強打者の秋山潤琉(同)を迎えた。一番警戒している打者だ。持ち味である外角のチェンジアップなどを効果的に使って三振を奪った。

 一気に緊張がほぐれたが、三回、四回に別の打者に適時打を放たれリードを許した。回が進むと球が浮きはじめ、七回途中でマウンドを降りた。

 試合後、小林監督は「ベストピッチングだった。できすぎだった」とたたえ、安田は「強豪相手にどこまで通用するのか、わかった。悔しさもあるが、楽しめた」と振り返った。肌で感じた課題を修正して夏を迎えるつもりだ。

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