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ウェルネス長野―上田西 八回裏2死一、二塁、上田西の片平が2打席連続となる勝ち越し3点本塁打を放つ=2025年5月10日、県営飯田

 第152回北信越地区高校野球長野県大会(春季)が10日に始まり、県営飯田野球場など3会場で1回戦8試合があった。昨夏の全国選手権の長野代表だった長野日大などが勝って8強入りし、今夏の第107回全国選手権長野大会のシード権を獲得した。昨秋の県大会王者の松本第一は赤穂に敗れた。11日に準々決勝がある。

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 3―3の八回裏2死一、二塁。前の打席で公式戦初本塁打となる同点ソロを放った上田西の3番・片平未来(3年)は、この打席は「狙っていた」。

 ベルトの高さに来た初球をとらえた。打球は前の打席と同じ軌道を描いて左翼の芝生席へ。野球人生でも初めてという2打席連続本塁打は、決勝3ランとなった。

 5人きょうだいの5番目で、兄2人は上田西でそれぞれ春と夏の甲子園の出場メンバーだった。上田西で楽しそうに野球をしていた兄たちを見て、自分も進学しようと決めた。「自分も絶対に甲子園に行く」という思いは強い。

 自身の活躍で、ひとまずこの大会の8強に与えられる夏のシード権を獲得。「春も夏も優勝するのが僕たちの目標。夏まで勝ち続けたい」

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