ラグビー・リーグワンは10日、最終戦の第18節4試合があり、BL東京(旧東芝)が横浜(旧キヤノン)を49―28で下し、リーグワン発足後初となる1位でレギュラーシーズンを終えた。埼玉(旧パナソニック)は東京SG(旧サントリー)に60―17と大勝し2位。東京ベイ(旧クボタ)は37―14でトヨタに勝って3位に入った。上位6チームで争うプレーオフは17日に始まる。
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ラストプレーで絶妙なキック
ラストプレーを告げるホーンが鳴った直後、BL東京のSOモウンガは右前方へキックを上げた。WTB桑山が相手に競り勝って捕球し、そのまま抑えてトライを決めた。モウンガはこの日、守備でも貢献。抜け出した相手SOを体を張って止め、味方のボール奪取につなげた。「攻撃でも守備でも、勝ちたいという気持ちが出た」。シーズン最終盤、昨季のMVPが存在感を増している。
BL東京は24日の準決勝からプレーオフを戦うことになる。「(プレーオフでは)どれだけ小さいことを徹底できるかの勝負になる」とモウンガ。「細かいところを一人一人がどれくらい意識できるかで(結果は)変わる」と気を引き締めた。