東京都小金井市のスポーツクラブのプールで28日、小学1年生の男児(6)が溺れて死亡した事故で、このプールで昨年にも、子どもが溺れる事案が起きていたことが運営会社側への取材で分かった。警視庁は監視態勢に問題がなかったかを調べる。
スポーツクラブは、野村不動産ライフ&スポーツが運営する同市緑町5丁目の「メガロス武蔵小金井」。親会社の野村不動産ホールディングスによると、2024年3月24日に、キッズスイミングに参加していた10歳未満の女児が溺れる事案があったという。命に別条はなく、保護者には文書で説明したという。
同社は、事案の詳しい状況や原因、再発防止策などについては、「プライバシー」を理由に明かさなかった。
今回の事故は、学童保育の体験教室で、入水から約5分後にうつぶせの状態で浮いている男児が見つかった。警視庁によると、事故当時、施設の従業員ら2人がプールサイドや水中から監視にあたっていた。プールの水深を浅くするための補助台が一部では設置されていたが、男児は補助台がない中央部分で発見されたという。