(3日、第107回全国高校野球選手権大会 組み合わせ抽選会)

【第8日】12日(午前8時)健大高崎―京都国際

 昨夏に深紅の大優勝旗を手にした京都国際と、昨春の選抜王者・健大高崎が初戦でぶつかる。対戦が決まった瞬間、会場からはひときわ大きな声があがった。

 京都国際の主将・倉橋翔は「すごく良い相手。やってやろう、という気持ち」と早くもプレーボールが待ちきれない様子。小牧憲継監督は「終盤勝負に」と、昨夏も経験した左腕・西村一毅を中心に小差の展開に持ち込みたい考えだ。今春の選抜で健大高崎を延長戦まで追い詰めた明徳義塾の手堅い試合運びを参考にするという。

 両校は今春、選抜前に練習試合で対戦して健大高崎が勝っている。その試合で西村から本塁打を放った主将の加藤大成は、「春と今は違う」と警戒を解かない。

 くしくもその試合では、最速156キロのエース石垣元気が投球時に脇腹を負傷し、選抜では力を出し切れなかった。その石垣元について「先発か(救援の)最後、見極めて使いたい」と青柳博文監督。最善の起用法を、ぎりぎりまで考える。

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