是枝裕和監督がiPhone16Proで全編撮影した約30分の短編「ラストシーン」を完成させた。Apple JapanのYouTubeチャンネルなどで配信されている。最新鋭機器を使う一方で、物語には古いものを大切にしたいとのメッセージがある。
仲野太賀が演じる脚本家の倉田がファミリーレストランで脚本直しをしている。由比と名乗る女性(福地桃子)が話しかけてくる。彼女は50年後から来た未来人で、倉田が書くテレビドラマの主演女優の孫だった。そしてこの作品のせいで、地上波からドラマが消滅しているらしい。
是枝監督が最も驚いたのがアクションモード機能だ。「走りながら撮影した映像が、移動レールを引いたような安定感のある画質でした。今回、録音はiPhoneを使いませんでしたが、音のクオリティーもすごい。プロとしては、うかうかしていられません」
映画を撮ることがぐんと身近…