全国の湖で2番目の大きさを誇る霞ケ浦と、筑波山の景色を自転車で堪能できる茨城県の「つくば霞ケ浦りんりんロード」。2019年に初めてナショナルサイクルルートに指定された3コースのうちの一つだ。これまでほかの2コースを走った記者(34)が「走破」をめざした。
ほかの2コースは滋賀県の琵琶湖を一周する「ビワイチ」(193キロ)と、広島県尾道市と愛媛県今治市の間の島々を渡る「しまなみ海道サイクリングロード」(70キロ)。
3コース走破に「リーチ」がかかっていると気がついたのは2年前の春、記者が茨城に転勤してきた頃。「いつか三つ目を走破したい」と思っていたら、この4月で東京に転勤することに。3月上旬、2日間の自転車旅に繰り出した。
右にレンコン畑、左に輝く湖面
つくば霞ケ浦りんりんロードは、霞ケ浦一周(約125キロ)と旧筑波鉄道の廃線跡(JR土浦駅―岩瀬駅)を合わせた計176キロに及ぶコースだ。
午前9時、土浦駅から霞ケ浦…