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匿名の個人から寄付があった金の延べ棒。1本あたり1000グラムという=倶知安町役場提供
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 上質のパウダースノーから「スキーの聖地」として知られる北海道・倶知安町に、金の延べ棒7キロの寄付があった。役場が広報誌で発表した。時価総額は約1億1千万円にのぼるという。

 町総務課によると、今年2月10日に町内在住者が役場に金の延べ棒7本を持参した。寄付者は匿名を希望し、「町の事業に役立てて欲しい」などと語ったという。

 役場は、今年度中に現金化する方針。寄付者からは使途の要望はなかったといい、活用策はこれから検討する。担当者は「水道施設や町営プールの新設、北海道新幹線延伸など、大型事業が控えるなかで非常にありがたい」と感謝しきりだった。

 倶知安町は人口約1万5千人(2025年3月末現在)。全国屈指の人気スキー場「ニセコ東急 グラン・ヒラフ」などがあり、国際リゾート「ニセコ」エリアの中核として知られる。

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