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春の奈良県大会を制した天理の永末峻也主将=2025年6月21日午後3時21分、奈良県橿原市の県橿原文化会館、周毅愷撮影
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 第107回全国高校野球選手権奈良大会の組み合わせ抽選会が21日、奈良県橿原市の県橿原文化会館であり、連合チームを含む39校34チームの組み合わせが決まった。開会式は7月11日で、試合は12日から。開幕戦は香芝―県立商の対決となった。順調に進めば同28日に決勝がある。

  • 智弁学園は高田商と、天理は連合チームと初戦 高校野球・奈良大会

 各チームのおもに主将と責任教師(または監督)が参加した抽選会は、春季近畿地区大会県予選の4強が最初に登壇。奈良大付、奈良、橿原学院、天理がA~Dゾーンのクジを引いた後、各ゾーン内の番号クジを引いた。その後、残り30チームの選手が番号クジを引き、対戦相手が決まっていった。

 秋、春の県予選で優勝した天理は、2回戦最後の試合に登場し、高円芸術・国際・二階堂・山辺の連合チームと対戦する。永末峻也主将は「最近は監督の作戦がチームに浸透してきた。春の甲子園では力を出し切れなかったので、どこが来ても勝ち上がっていく」と意気込む。

 奈良大会3連覇に挑む智弁学園は、春の県予選で畝傍にコールド負けを喫し、今大会はノーシード。3日目第1試合で昨夏4強の高田商と対戦する。強豪同士が初戦から激突することとなったが、少路慶斗主将は「春は先を見すぎていた。目の前の1戦1戦に向けて準備していけたら。(優勝の)自信はある」と闘志を燃やす。

 秋、春と連続で近畿大会に出場したシードの奈良は、智弁学園など強豪がそろうBゾーンに入った。「私立の強いところとやってきた経験では負けない。後はもう楽しむだけ」と米田朋恭主将。

 開幕戦に臨む香芝と県立商は、昨秋も対戦した。秋に勝利した香芝の今井岳主将が「開幕戦に勝てば勢いづく。打ち勝ちたい」と話せば、県立商の村上澪主将は「いろいろな人が注目するのでワクワクする。9人全員で1点を守り抜く野球をしたい」と返した。

選手宣誓 奈良女大付・中井大雅主将

 選手宣誓には、18人の主将が立候補した。組み合わせ抽選の前にステージに上がり、合図とともに選んだ封筒の中身をいっせいに確認。少し間を置いて奈良女大付の中井大雅主将が手を挙げた。

 「開いてみて『みんな文字あるのかな?』と思った。横を見たら白紙だったので気がつきました」と照れながら、当時の状況を振り返る。話す内容はまだ思い浮かばないというが、「誰にでもできることじゃない。帰ったら仲間に『一緒に考えよう』と伝えます」と語った。

奈良大会 過去10年の決勝

年  優勝 スコア 準優勝

15 天  理8―1大和広陵

16 智弁学園6―5天  理

17 天  理2―1奈良大付

18 奈良大付10―9天  理

19 智弁学園12―5高田商

20 天  理6―4奈良大付

        ※独自大会

21 智弁学園6―4高田商

22 天  理21―0生駒

23 智弁学園8―1高田商

24 智弁学園5―4奈良大付

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