埼玉県立川越総合高校(川越市)の生徒が暖房を使わずに育てたシクラメンの即売会が30日、同校で開かれた。温室前には行列もでき、用意された約800鉢は3時間ほどで完売した。
シクラメンは暖房を使う加温栽培が一般的だが、同校では3年生約40人が、暖房に頼らない「エコ」な栽培に取り組んでいる。
指導する中西宏如教諭によれば、今年は花芽の生育する時期の気温上昇で開花が1週間ほど遅れ、開花していない鉢も多い。それでも、生徒たちは「暖かい窓辺に置いておくと花が楽しめます」と説明し、来場者の納得を得ていた。