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第107回全国高校野球選手権大会の中越―関東第一戦で一塁塁審を務めた川崎重正さん=2025年8月13日、阪神甲子園球場、滝沢美穂子撮影
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 8月にあった第107回全国高校野球選手権大会(朝日新聞社、日本高校野球連盟主催)の審判委員として、群馬県野球連盟審判部から川崎重正さん(49)が派遣された。高校球児だったころから憧れていた阪神甲子園球場で、3試合に出場。試合終了が午後11時近くという大会史上最も遅い試合も経験した。

 最初に担当した1回戦の綾羽(滋賀)―高知中央(高知)は大会3日目の第2試合の予定だったが、雨で4日目の第4試合に順延。試合開始は午後7時49分、終了は10時46分と、いずれも記録を確認できる1953年の第35回大会以降で最も遅い試合となった。

 川崎さんがナイターの試合で審判をするのは初めて。開始時から照明が点灯するなか、二塁塁審で出場。「打球が上がると、真っ暗な空の中に真っ白な白球だけが映る。昼間の試合とは全く違った景色。貴重な経験をさせてもらった」

 強い照明が目に入って打球を…

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